ご案内

もう、ずい分前になるけど、テレビで「ワンルームマンションの実態」つて内容のドキュメンタリー番組をやっていた。

多分、6、7年前、おしやれだけど狭いワンルームマンションがどんどん建って、みんなこぞって借りたがっていた頃の話だ。 その番組では、「パツと見た感じがキレイなワンルームマンションは、すぐに入居者がある。
だけど、住んでみると狭すぎて使いにくく、短期間で出ていく人が多い。 そこで、貸し手は礼金はたくさん入ってくるし、(その頃は家賃値上がり時期だったので)次に貸すときはもっと家賃を上げられるしで、ボロ儲けだ」という話をしていた。
しかも、「最初からボロ儲けを狙って、見た目は美しく、ワザと住みにくくして、それがパツと見にはわからないような、巧妙なマンションも建てられている」という感じのことまでいっていた。 まさに悪魔的商法。
すっごくイジワルでも、お金儲けできる人ってやっぱり頭がイイよね……、などといろいろ思った番組だった。 まあ、とにかく、ひとり暮らし初心者さんたちは、見た目と雰囲気重視。
外観レンガ造りやフローリングが何が何でも必須条件なのだ。 それが、ベテランさんに近づくにつれて、こだわる部分が変わってくる。
ある不動産屋さんが言っていたが、「フローリングはやっぱり人気があります。 でも、フローリングじゃないけどほかの要素で気に入った物件の場合、フローリングカーペットを敷いたらどうですかと言ってみるんです。
住み替えの人はそれでもいいって答えるんですけど、初めてのひとり暮らしの人はまず納得しないんですよね」とのこと。 カーペットじゃだめなんだそうだ。
畳なんてとんでもない1フローリングに関しては、本物志向である。 でも、暮らし方は人それぞれだから、だんだん皆とは違う自分なりのこだわりが出てくる。
いくつかの部屋に住んでみて、「駅から多少遠くても、静かなほうが落ち着く」とか、「上の人の足音で眠れないから、フローリングはイヤ」とか、十人十色の好みが出てくるのだ。 自分が本当に気に入った部屋に住んで、しかも、「もちろん儲けたいけど、住んでいる人が快適に思ってくれることも私の喜びよ」という、人間のできた大家さんにお金を払いたい。

そういう大家さんの建てた物件は、ちょっとばかり見た目が悪くても、住み心地がいいように、あたたかい工夫がされている。 古くても、快適にリフォームされている。
悪徳業者やケチな大家にだまされないようにして、帰るのが楽しくなる幸せな部屋を見つけてくださいね。 前に住んでいたアパートで、隣に20代前半ぐらいの同棲カップルが引っ越してきた。
ふたり並んで「よろしくお願いしま〜す」なんて挨拶に来て、すごくカワイイ雰囲気だった。 ふたりはとにかく毎日嬉しそうで、追っかけっこみたいにハタハタ走り回り、ギャラギャラ笑っている彼女の声が時々聞こえてきた(女の子の高い声というのは、よく聞こえるのだ)。
ある日の夜、私か部屋に帰って鍵を開けようとすると、知らない男の人が寄ってきて、「すみません、隣の○○くんって最近部屋にいらっしゃいますか?」と聞いてくる。 私がうさんくさそうに「何ですか?」と答えたら、「イヤ〜、最近、会社に全然来なくなってしまって、心配で来てみたんです」という。
そしてすぐに、そんなことを隣人にペラペラしゃべってマズイと思ったのか、「彼は優秀で仕事ができるので、みんな出社してくれるのを待っているんです」などとフォローしている。 「部屋にいるどころか、毎日楽しそうでとっても元気です」とは、まさか言えなかった私。
これは多分、楽しくって会社に行くのがイヤになっちやったという、若い同棲カップルが陥りそうなワナだったのだ、と思う。 いかにも典型的堕落パターンだ。

というわけで、当たり前だけど、ふたり暮らしの基本はお互いクールになること。 相手の生活パターンに惑わされないようにすること。
実は今、新婚や同棲、兄弟、友達同士などふたり暮らしをするにはいい時期だ。 部屋が余っているため、ひとり暮らし用の物件なのに、大家さんがふたりでもOKと妥協するパターンが増えているからだ。
ちなみに、そのほか、ペットOK、外国人OK、子供OK、事務所OK、職業問わずなどと、面白いくらい、何でもOKが増えている。 この前私はたくさんの同棲カップルを取材した。
ベテランさんになるに従って、2部屋以上確保を絶対条件にしている。 1部屋はやっぱりキツイ。
ケンカをすると、トイレにこもるしかないというカップルもいた。 もちろん、バスートイレ別も鉄則だ。
さらに、どちらかが家賃や光熱費などのお金の管理をしっかりしているのも、うまくいっているベテランふたり暮らしの条件だった。 私はまさに、楽しすぎて仕事がイヤになりそうだし、相手の生活パターンに惑わされそうだし、お金の管理もできない。
それで例のカップルのようになってしまってはみっともないので、当分ふたり暮らしはありそうにない。 一時期、両親が下町のマンションに住んでいたことがある。
私は世田谷に借りていた自分の部屋から、そのマンションに帰るのが楽しかった。 下町というのは初めての環境で、ワクワクしっぱなしだった。

隅田川花火大会の日、街は何となく昼間からうかれてそわそわしている。 近所の神社のお祭りでは、地元の落語家の咄や、そのお弟子さんたちによる「○○とかけて何ととく」つていう例のお決まりのやつをライブでやっているし(初めて見た)、古い商店街には、豆屋さんとか味噌屋さんとか、やたら活気のある銭湯などがある。
何といっても驚いたのは、八百屋さんが野菜を並べている台の上に、野菜と並ぶようにネコがベタ〜ツと寝ていたときだ。 誰も追い払おうともしない、不思議にのどかな風景だった。
近所には、商店街全体で飼っているような感じのネコがたくさんいて、誰も何にも気にしていない雰囲気だった。 子ネコがいると、皆で「かわいいね〜」なんて言いながら取り囲んでいる。
私は、イヌの散歩をしながら、知らないおじいちゃんやおばあちゃんとたくさんおしゃべりをした。 東京で好きなところは、いろいろな雰囲気の街がたくさんあるところだ。
山の手から下町へ、なんていう大げさな引っ越しじゃなくても、ひと駅変わるだけで環境はがらりと変わる。 部屋に住むんじゃなくて、街に住むという感覚。
協力してもらったアンケートで、人気のいい街に住みたいというのがあった。 人気というのは、「その地方の人々の気風・気質」という意味なのだ。
いいなあ、そういうのって……。 私はこのところずっと、新玉川線沿線でウロチョロしている。
渋谷からひと駅目の池尻大橋はちよっと気取ったおしゃれっぽい感じ。 オフィスも多いので歩いている人はビッしている。
たったひと駅三軒茶屋に行くと、急に商店街が充実して、庶民的になる。 安くておいしいおそば屋さん、ラーメン屋さん、おでん屋さんもいろいろある。
さらに、もうひと駅行くと、公園のあるヘルシーでカジュアルな街が広がる。 たった3駅でも、こんなに雰囲気が変わるのだ。

環境が変わると気分が変わり、影響を受けやすい私なんかは、食べ物や洋服の趣味もチラホラ変化し始める。 部屋を探すとき、普通、沿線で探す場合が多いけど、できればひと駅ひと駅見てから好きな街で部屋を探すほうがいい。


防音ご提案致します。防音はそれほど難しくありません。
まず防音があれば全てが解決します。防音に関連した書きかけ項目です。
仲間と一緒に防音は万全ですか?防音はそれほど難しくありません。